教育こども 常任委員会、予算分科会終了 報告①

本日教育こども常任委員会に引き続き、予算分科会も終わりました。

常任委員会では補正予算の審議子ども子育て支援プランのパブコメ後の報告のみでした。

今回の補正予算の中で私が着目したのは認定こども園給付等事業経費。
1号認定のお子さんへの給付額の減額=1号認定のお子さんが幼稚園部分を利用する機会が予算上準備していた分より少なかったということになります。

この辺り、どういうことかな?となるのですが…
最近西宮市では保育所が幼保連携型認定こども園に移行する園が増えています。
幼保連携ということは1号(教育を希望する子ども)と2,3号(保育所を必要とする子ども)の子どもたちが一緒に過ごす認定こども園ということですが、その1号認定のお子さんが施設設置数と比べると断然利用が進んでいないということになります。
これには、要因があると考えられます。

保育所認定こども園に移行していることを知らない、幼稚園を希望している家庭が多く存在する
②そもそも、認定こども園となっている園が1号子どもを募集していない

①の場合は、子育てガイドや広報をしっかりして幼児教育を希望するご家庭が情報をきちんと入手できるようにするべきです。幼保連携の認定こども園とはいったいなんなのか?そういうことも合わせて宣伝してほしいと思います。
②の場合は、現在西宮市では待機児童が大きな課題となっているので、1号募集をせずにそのまま2号の子どもを受け入れておりそもそもの枠がない。これは、市としてもそのようなお願いをしているところがあるようです。

市内の保育所が幼保連携型認定こども園へ移行している理由の詳細はわかりませんが、これについてはしっかり市民にも知らせるべきと考えます。

また、この動きが市内の幼稚園へ波及すれば待機児童対策の一端を担っていただけるのでこんなにありがたいことはないなと思っています。(小規模保育所を卒園した後の受け皿となるのはそもそもこの幼保連携型認定こども園でした)
幼保連携認定こども園になることで、保育や施設の監査は市が全ておこなうことになります。市の負担は増えますが、その分市内の子どもたちの保育の質の担保を丁寧におこなえるようになります。
また、働いている働いていないなど様々な家庭環境にいる子どもたちが分け隔てなく一緒に過ごすことで、学校へ上がっていく過程でそれぞれの家庭の事情も良く知り合えるようになります。

プラスの要因を含んでいるこの制度をもっと活用できるようにしてほしいと思っていますが、そのことに関しては少し前向きな動きもあるようです。

続きはまた報告②で。