総合教育会議が開催されました

総合教育会議が開かれました。

 

総合教育会議とは…

 教育改革の名のもとに教育委員会に対して首長が公式に意見を言えるようになってしまったものです。私としては、教育に対して政治的な介入があるのではないか?と思ってしまう所ではありますが…制度としてスタートしてしまっている以上、しっかりとこの会議体についても見ていかなければならないと思っています。(いまの所この制度が始まって以来西宮市では心配になるような内容はないのですが…)

 

教育改革について↓

https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2015/02/04/1349283_04.pdf

 

その総合教育会議が開催されました。

議題は「アフターコロナの学校生活について」

 

今、取り残された課題の認識について各委員、次長、教育長、政策局長、副市長がそれぞれ思っていることをお話されていました。

 

子ども同士の距離感が遠くなっている

人間関係作り、信頼関係作りが必要

このコロナ禍の中で教師も入れ替わり従来の行事の踏襲ができなくなっている、そもそも何のための行事なのか?こどもにプラスになるように考えたい

コロナ禍の中でタブレット、ICTの導入が早まった、現在では生成AIの課題についても考えなければならなくなっている、進化についていけていない

教師の数不足とAIとのギャップをどうするか?

中学校卒業式の入試後の見直しについて神戸新聞のアンケートでは6割の保護者が求めている

オンラインに適したものとそうでないものが明確になってきている

行事、部活動、多面的な学びの場がコロナで重要性を再認識した

オトナの質(授業、子ども観、教材観)学びの振り返りの時間が取れるように

マスク着用によるコミュニケーションの力が失われている、こどもは表情を読み取ってコミュニケーション能力を上げていくがそのことができなかった影響を受けたこどもが学校に上がっていくので対応が必要

指導体制の課題、グループを1人の先生が全責任を負っていくのはハードだ、学級担任制には無理があるのではないか?チーム担任制を積極的に考えてほしい

それぞれ適切な関わり、協働でこどもの育ちを見ていく(社会化…)

行事は何のためなのか?学年を超えた繋がり作りができる場であった(分散させるのはオトナにとっては楽だったのかもしれないが)

卒業式も高校入試の後に象徴的行事として捉えて

ICTの普及は資力低下のことが気になる

殺人的な暑さの中での自販機の設置導入を考えていただきたい

コロナ禍の中で良かったものは継続的に発展を

コミュニケーションの課題は高学年になればなるほど、マスクを外す働きかけを

ICT使える割合を増やしてほしい、行政としても生成AIについては悩んでいる、一律に禁止はできない、どのように使っていくのか考えていかなければ

情報発信の重要性、ばらつきが出ないように

ICTの使える人使えない人の2極化についてフォローをしていく必要がある

 

などのご意見が出ていました。

コミュニケーションの問題や学級経営の課題など多様な意見があり、このことをこれからどのように解決していくのか非常に興味深いです。