西宮市の待機児童は345人!
希望通り入所できなかった利用保留児童を含めると936人という数になっています。
3か年計画を立てて待機児童対策に取り組んでいた西宮市。
そこから一転、その3年が終わり次の計画とのはざまで保育所整備も思うように進まず
今年は定員拡大数も伸びずさらに保育所を申し込む人も増え待機児童数が大幅に増える形となりました。
3か年計画今後は1年毎の見通しで整備計画をしていくということに
方向性を変え、今年は来年度さ来年度に向けた
整備計画等が示されました。
その中でも新規の施策として目を引いたのが
「国家戦略特区小規模保育所事業+(仮称)連携公立幼稚園」
なんか長い事業名ですが
要するに、小規模保育所を再び公募します!でも今度はちゃんと3歳の壁を作らないように連携園をくっつけて必ず行ける場所の担保ができています!
というようなものです。
再び公募というのは、
3歳の壁になる小規模保育所の連携保育所がないということが大きな課題でした。
これは私も再三言ってきたことで、小規模作るなら連携園は必須、それがないと安心して預けることもできないし、子どもたちも繋がりが断たれてしまう。
既存の保育所や新規保育所を連携園にする、もしくは公立幼稚園を連携園に設定してお預かりの充実をはかることを提案してきていました。
(公立の認定こども園を作ることなども提案していました…)
連携園の模索をしている。。。と思っていたら
西宮市は小規模保育所を公募するのをやめてしまったのです。
そうするとやはり待機児童はまた増え始める
特に小規模で受けれていた0歳から2歳の受け皿が間に合わない。
こんなことを繰り返し、公立の活用をするべきだと主張しても
教室がない、人が足りない、私立幼稚園のお預かりを活用する…
と、できないことを言っては、取り組む姿勢を微塵んも感じさせないでいました。
こんなことでは、西宮市の待機児童対策は進まないし本気度が見えない。
必要な人たちにどれだけ本気で準備する気があるのか?!
と思って過ごしていましたが…
なんと今回公立幼稚園を活用して、待機児童解消の手立てにしていくという施策が出てきて
正直驚きました。
あんなにできないと言っていた
公立幼稚園を連携園に設定し、小規模保育所を卒園した後の受け皿にするということです。
もちろん就労枠としてお預かりをする。
(お預かりという言葉使えないから、おむすび広場なんです。。。と言っていたことが嘘のようです)
ただ、どんな形になるかはまだ未定。
現在調整中ということで、何時から何時まで預かってくれるのか?夏休みはどうなるのか?警報が出た時は?コロナみたいな特別保育は?お弁当はどうなる?
などなど、気になることはまだもう少しかかるようですが
これはやはり「保育の必要性」がある子たちの受け皿となるのだから
しっかり就労家庭に見合う形にしてもらわないといけない、
もちろん公立でやるのだから保育の質の担保も。
また国家戦略特区小規模保育所ということで
0歳から2歳までだった保育を1歳から3歳の枠にするというもので
これは、3歳児の保育の質をどう担保するのか?
また、事業者にとっても運営ができるものなのか?というところ
大きな課題があると考えています。
とにかく、大きな一歩だと私は思っていて
嬉しい反面、課題も山積しているので
伴走して(伴走してもらいたくないと思うけど…)
より良い事業になるように提案、指摘をしていきたいと思います。