西宮市では子どもの放課後の居場所を順次整えています。
学校の空き教室と校庭を使い、
見守りのスタッフの方が子どもたちの自由な遊びを妨げることなく
主体的に遊ぶことができる居場所を作ってくださっています。
もともとは
「居場所つくり事業」として始まりましたが
様ざまな形を試しながら
また、その途中に浮かび上がった
学童保育の待機児童対策にも資する可能性もあるということで
最終的に「放課後キッズ」という
(放課後キッズの詳細はこちら→https://www.nishi.or.jp/kosodate/kyoiku/shakaikyoiku/ibashozukuri/houkagokizzu.html)
子どもの居場所に形態を整えていきました。
昨日は、3校目となる南甲子園小学校へ。
ランチルームと図書室、校庭を開放し子どもたちは自由に
学校の中で自分たちの過ごしやすい方法で遊んでいました。
子どもたちに感想を聞くと
「楽しい」
「授業ではできないことができる」
という感想を聞くことができました。
その言葉の通り
校長先生は
「学校は子どもたちのためにある、学校にあるものは子どもたちに使いたおしてほしい」
という力強いお言葉を聞き
学校教育の中では見えない子どもたちがそこにいる
社会教育という中で主体的に子どもたちが学ぶ姿がある
ということを、実感されているということでした。
「子どもの居場所を学校内に」
まさに、社会教育部が所管している意味がそこにあると感じました。
ただ、西宮市としてはこの放課後キッズを令和元年度には
全校に順次広げていくとしていた計画だったものを
コロナ禍の中での財政状況の見通しが立たないということ
育成センターの待機児童対策への効果を上げていない
ということを理由に
放課後施策を総合的に再検討するという報告をこの夏に受けており
子どもたちの育ちの場を市としてどのように捉えているのか
現時点では納得できるものではないと
私個人的には考えています。
また今後の動向もお伝えしていきます。