そして…オランダの公教育について

火曜日に伊丹市にて近畿市民派勉強会が行われました。

今回は「アスベスト問題」「オランダの公教育」「生活困窮者自立支援ついてのワーカーズコープの取り組み」どれも大変勉強になったのですが、やっぱりオランダの公教育と働き方についてのお話は、あまりにも日本の教育のそもそもが抜け落ちてしまっていて、あるべき姿?というのをあらためて考えることができました。

まずは、「働くために生きるのではなく、生きるために働く」あたりまえのようなことですが今の日本の現状はそうではないようです。
そして、ユニセフの調査の中に主観的な豊かさを調査しているものがあるのですが、その中の孤立感を感じている子どもの数は日本では29.8%世界の平均が5〜10%なので高いことがわかります。ちなみにオランダでは2.8%なので大きな差を感じました。
「居場所」の必要性はこの数字からもあらわれているんだということがわかります。

そして、そもそもこの居場所を必要とすることになってしまった社会背景に目を向けると日本人の働きすぎ、働き方についてもう一度目を向ける必要があり、労働生産性の比較をを見ても有給取得が増えることや残業時間の少なさが労働生産性を上げているという事実に基づいて、自分たちの働き方を考える時がきているのだと思います。

学校は労働者(国の中の歯車)を育てているわけではない、子どもたちのニーズはどこにあるのか?それを汲んでいくのが学校の役目、学校が変わらなければ社会は変わらないんだという熱い話に、「その通り」と思うし、国が動かなければこの西宮市の中でも学校がそれぞれの子どもたちに寄り添えるように少しでも余裕を持って学校運営ができるようにすべきなのでしょう。
学校の先生も一人の人間として、自分の生活も大切にできる働きやすい環境を求めるべきだし、それを保障できるようにしなければいけない。
イエナプラン教育の話もそんな基本があるからこそ生きてくる、あるべき子どもたちの教育を受ける環境だと思います。
   
イエナプラン教育についてご興味ある方は是非見てみてくださいませ。
http://www.japanjenaplan.org/