委員外議員で視察  #英語教育 #放課後施策 #西宮市

今日は朝から教育こどもの常任委員会の視察に委員外議員として参加させていただきました。

午前中に伺ったのは市内にある南甲子園小学校(校区内に甲子園球場がある学校です)での英語教育について。今年、東山台小学校での英語教育を視察させていただいていたのですが、今回は小学校で専科の先生が英語を教えるという授業。市内でもまだパイロット事業という感じのようですが、東山台小学校との共通点は子どもたちがゲームなどを交えて英語に慣れ親しむ時間を作り出しているところ。

細かい文法よりもとにかく英語に親しむ、使い慣れることを重きに置いている感じがします。授業もカードを使ったり、電子黒板で映像と音で発音の練習をしたり…と楽しく慣れる工夫がされています。

そうはいっても、今年の12月には中教審から評価の基準などが出されるので5,6年生の授業が今後どうなっていくのか気になるところです。

ただ、専科の先生がいることで授業中は担任の先生が教室内のフォローに回ることができたり、ALTとの密な連携や学校内での英語教育の核になることができる、そこから担任の先生やALTと繋がって子どもたちを中心にしてつながる教育ができるようです。実際にそうなっていくと本当にありがたい。そして、専科の先生がお話しして下さったのは、もともと、その学校で担任を受け持つような立ち位置から、学校全体を見ていくことになりクラス単位の生徒とのつながりから学校全体の生徒とのつながりになったことで寂しい反面良いところもあるということ、また、学校を良く知っている人間が専科になることが良い影響をもたらすのではないかともおっしゃっていました。

なるほど~。勉強になりました。ありがとうございました。

 

午後は堺市へ。

議員になってから、堺市議会へは毎年のように行かせていただいています。(市民派議員の勉強会、障害のある子の保育について、マイ保育所制度について)

今日は放課後施策について伺ってきました。前々回の議会で西宮市の放課後施策について提案させていただいた、現在ある放課後の居場所つくり事業を子どもの成長に合わせた高学年学童の受け皿にしたらどうか?に近い形で放課後施策としておこなわれているものを見せていただきました。

堺市には学童保育以外に放課後ルームという事業(対象者は4年生から6年生で月額使用料は学童保育の半額、預かり時間は学童保育とほぼ変わらない形だが基本図書室を利用しているので、学童保育のような形とは少し違いがある)があり、それが高学年の学童保育の受け皿となったことで全体的な学童保育の待機児童は減少したとのことでした。一定掘り起しもあったようですが、学童保育ではない形の放課後ルームという事業が高学年の子どもたちのニーズに合ったようで事業自体はとても良いものという印象でした。

学校との連携や学童保育をしている他の事業所との連携など細かい部分は様々あるようでしたが学校内を利用して放課後の子どもたちの居場所の確保と親の心配の解消の両立が叶っているように見えました。また、域内で各小学校の放課後ルームを同じ事業者が運営していることで夏休みなどの長期休みに他の学校の子どもたち同士が集まって一緒にキャンプをするなど、小学校から中学校へと成長していく子どもたちにとって視野が広がるような取り組みもされているとのこと。この放課後施策の担当の放課後子ども支援課の指導主事さんが学校の先生であることなど、なんだか希望が持てるような気がする視察となりました。

写真は事務局がまとめて撮ってくれているのでまた後日アップします!

堺市のみなさまありがとうございました。