医療的ケア児への支援@明石市視察

昨日の視察項目の2つ目は「医療的ケア児への支援」についてでした。

明石市では養護学校の教職員が研修を受けて、通常看護師が実施する医療的ケアを教職員も医療的なケアができるようにするという取り組みをされています。

経緯を伺うと、子どもと一番近くにいる先生が「今」困っている子どもを目の前にしたときに何もできず、学校に常駐している看護師さんをその都度呼ばなければならないという実情があり、このことを解消するため学校からの要望があり研修制度を設けたということです。また、校外研修で泊まりになった際も看護師さんに頼らなくても良いということもあるそうです。

現在養護学校の教職員ほぼすべてが研修を受けて実地研修を受けるまでになっているそうです。子どもによって医療的ケアの特性がそれぞれあるので、研修を受けた先生全てが医療的ケアができるわけではないそうですが、今後研修を受けた先生が通常の学校に転任になった際には地域の学校でも今後同じようなことができるかもしれないとのことでした。

現場を思うと子どもにとっては安心な体制になるのではないかな?と思っています。

また、明石市さんでは養護学校での保護者の付添はないそうで、送迎に関しても現在は保護者にお願いする形になっているが今後の課題として認識しているとのことでした。

今回の一般質問ではこの視察を踏まえた「医療的ケア児への支援」と「障害のある子の送迎」について取り上げる予定ですが、明石市さんでお話を伺う中で、災害時の対応などのお話しも聞くことができたので、もう少し調査をして質問のまとめをしていきたいと考えています。