11月の教育委員会会議定例会

すっかり寒くなって、うっかり風邪をひいてしまった一色風子です。

声が出にくく、議員としては致命傷だなと痛感しながら過ごす日々、葛根湯をのみ始めて少し元気が出てきました。

11月の教育委員会定例会を傍聴してきましたのでその報告を。

教育長のお話し、本日は「教育委員会と学校の関係」について。最近AIの話が多かったので違う内容で新鮮、しかも誰もが気になる学校と教育委員会の関係性について触れられるということで、「おおっ」と心の中で思っていました。

まず初めに、「学校の独自性を大切にする」という前置きから日本では難しいけれど、アメリカやドイツでは各学校が予算を持っていて独自で運営しているんだという話からスタートしました。

この「学校の独自性」という言葉が私の中ではいつも疑問点で、独自性を大切にしすぎるあまりに教育委員会が関与すべきところも学校任せになっていることがあるんじゃないか?と感じることがあったり、相談業務は第三者にお願いしたほうがいいんじゃないか?と考えていたりするので、さらにその先の話がとても気になりました。

さて、教育委員会がすべき学校への支援は3つあるということでした。

①各学校で授業をどのようにするか?教員への研修、研究はどうするのか?

②学校経営や評価、幼小中高の連携

③生徒指導上のトラブル、事故事件

特に今日のお話しで特化して支援すべきこととして取り上げられているなあと感じたのは、①の項目に関連して担任と子どもとの関わりの中での担任の力をつける支援、個々の先生を伸ばす支援の重要性について。

この、個々の先生を指導するのが指導主事なんだけどこの指導主事をどのように育てるのか?ということも課題となっている...これ、聞いたことあるなあ...と。学校の中でも世代間ギャップができているけれど、学校を指導する立場の指導主事が若い人たちが多くてそもそもの経験不足がある、また、それを補うために再雇用の元校長先生に教育委員会に残ってもらってサポートしてもらうという構図。

日本は教育を大切にしていないから、文科省の予算が少ない。財政難になると人件費が削られて必要な人の予算もなく、まんべんなく世代間の差がないように雇用されずに全然人がいない世代がある。でも、そうこうしていると人が足りなくなってきたから増やしてみたりと、人を育てる環境を教育をなんだと思っているんだ!?と思わず言いたくなる、そんな状態のしわ寄せが今効いてきている気がします。

②と③の項目についても、もっと詳細に聞いてみたいなと思うところでしたが教育長のお話しの後は、定例会事件表に沿って粛々と進められていきました。

成人式の説明部分ではやたらと予算が足りなくて…何かを縮小しました、という報告が耳に残りました。予算不足の原因は警備員を増やしたために予算をそちらに使ったためだそうです。また、湾岸線の側道が通行止めになっていることで交通渋滞の心配をされていましたが、12月10日に東側だけ通れるようになるので、行きは渋滞の心配はなさそうとのことでした。

他、非公開案件は傍聴人はきけないのでここから!というところでいつも退席…残念です。