幼稚園の運動会

先日行かせていただいた地域の公立幼稚園の運動会。園長先生は元小学校の先生。以前お話しさせて頂いた時に、幼児教育に触れたことで子どもの育ちについてこの時期の遊びや子どもの成長がつながっていくことの重要性を感じたことや、そのことを小学校や中学校の先生に伝えたい…など熱い思いをもって子どもたちに接して下っているんだということを知ることができて以来、その園長先生のお顔を見るたびになんだかほっと安心します。

そして、今その幼稚園に長男が幼稚園時代にお世話になった先生が今年から着任されていました。長男が幼稚園だからもう14年前?か...私の子どもたちが行く保育所は認可外保育所でその保育所では最後の1年親が希望すれば近くの公立幼稚園に行くサポートをしてくれていたので、(いわゆる小規模保育所を卒園した後の連携園が幼稚園で放課後は保育所を利用するという感じ)公立幼稚園に行くことができました。初めての子どもで初めての幼稚園不安いっぱいだったのは私だけでなく子どもももちろんそうでした。私が送っていくと離れがたくていつも泣いていた長男にいつも笑顔で迎えてくれる担任の先生で、私も長男もとてもその先生のことが大好きでした。同じくらいのお子さんがいて同じように子育てしている親として同じ目線でいつも保護者に自分の普段の子育ての話を包み隠さず話してくれる、そんな先生の姿に共感して気持ちが救われるような思いにもなったことを今でも覚えています。

そんな温かい気持ちにさせてくださる先生がいる幼稚園に行かせてもらい、懐かしい気持ちが色々と沸き上がりながら今の子どもたちの演技を見せてもらいました。今その子ができることを目いっぱい褒めて応援するそんなスタイルの運動会、とても良かったです。

先にも書きましたが、保育所に行きながら幼稚園経験をしてきたこともあって、今の働いている働いていないで子育てしていることには変わりない家庭が分けられていることに以前から疑問がありました。幼稚園も保育所も子どもの場所として考えれば同じ。すべてのお母さんたちにはそれぞれ何かしら苦労もあるし、不安もある。でもどんな境遇でも知り合うことでお互いのことが見えてくるし助け合いもできる。

私もお隣さんから保育所、小学校で知り合ったいろんな人たちに助けてもらいながら子育てしてきています。すごくありがたいし、私もなにかおかえししたいとも思います。でも、そんな風に援助を受けることもなかなか簡単ではないことも往々にしてあるのが現実。

分断されない、支援が必要なところに行き渡る、本当に子育てしやすいまち西宮市を目指したい、いつもそのことを胸にして日々行政と向き合っています。