里親制度

次回の一般質問で里親制度について質問をするつもりで勉強しています。

里親制度は県の権限なので西宮市として何ができるかというと、広報?くらいなのかなあ...?と考えつつ、子ども家庭センター(児童相談所)を西宮市で持つことでそういう権限も市で持てるのになあとか漠然と考えていました。

児相を西宮市で持たないのか?という質問はこれまでも議会で質問されてきているのですが、最近の答弁では「子ども家庭総合支援拠点を設置する」ということを考えているというのが西宮市のスタンス。じゃあこれが設置されることで、今までとどう変わるの?何ができるようになるの?その拠点を持つための西宮市の課題は何?子どもの権利保障は?職員は手厚くなるの?どれだけの社会的養護の必要な子どもたちが救われるの?組織や地域の中にある要保護児童対策協議会は機能強化されるの?などなど疑問が渦巻いています。

児童福祉法の改正で、実親による養育困難な子どもたちはなるべく家庭に近い形で養育しましょうという規定が設けられています。それに沿うと、施設ではなく家庭的支援ができる場所を増やさなければならないというのが国から示されたビジョン。で、今日勉強した内容で行くと、家庭的な養育ができる里親をもっと日本は増やさなければならないというのが課題。(施設も小規模なものにしましょうとかそういったことも謳われています。)

里親養育支援体制の構築と里親委託の推進のために、フォスタリング機関(里親養育包括支援機関)を権限のある県や一部中核市から委託も可能ですよということも言われています。(フォスタリング機関のガイドライン)これを読んでいると、兵庫県でするよりも西宮市でする方がきめ細かいサポートできるんじゃないの?とかもしかして、国は早く中核市に児相持ってもらいたいんじゃないの?と、元に戻ってします思考回路に陥っています。

 

10月は里親月間なんですよ。

里親と言っても種類は様々で短期間の養育里親から何年か一緒に暮らす養育里親、週末だけ受け入れる週末里親、養子として迎え入れる養子縁組里親、や親族が里親になる親族里親、専門的ケアが必要な専門里親などがあるんですよ。詳しくは厚労省里親制度で検索してみてくださいね。