管内視察もいろいろあります。

先に管内視察の報告です。
 
施策研究テーマを進めていくために私立の認定こども園、公立幼稚園、市内の小中学校へ視察に行かせていただきました。
 
保育所の待機児童対策の中の既存施設の活用として、私立幼稚園から私立の認定こども園への移行を進めていただいています。
ただ、西宮市ではなかなかその移行が進まず、西宮市としても工夫をしているところではありますが、市内の2園で現状と課題を現地の視察をさせていただきながら説明をいただきました。
 幼稚園文化と保育所の文化の違いなど様々な角度から、移行にあたり課題があることもわかりました。
 

 

緊張しながら委員長挨拶をさせていただいています。

 

 
公立幼稚園では、新たにスタートしている特区小規模保育所(1歳から3歳児の小規模保育所)と連携している公立幼稚園のお預かりの様子を見学させていただきました。
まだ、市内では2園のみの実施で利用されている家庭も少ない中、過渡期だなと感じる園での様子を見せていただきました。
今まで公立幼稚園ではお預かりをすることはなかったので、そもそもこの事業が開始されたのも大きな一歩だなと感じましたが、選んでもらえる園になるための課題など今後検討すべきことが多々あると感じました。
 
市内の小中学校では、学びの指導員の活動状況を視察。
教員の業務負担軽減のために配置され全ての学校に1名配置されている指導員さんですが、その活動の方法は各学校によって運用は違っており、学校規模に違いがあっても配置人数は同じなど課題もよく見えました。
 

各教室の外から見学させていただきました。コロナ禍の中学校へ来る機会も各委員は減っているのでとても良い機会でした。
 
高須中学校を視察させていただいた際に、独自で少人数学級に取り組んでいることをお伺いしました。
子どもたちの生活の基盤をしっかりと支えることができるようにと
以前から取り組まれているとのこと。
学校長の判断ですが、定数は増えず教職員への負担が増えることが前提になっている仕組みですがそれでも学校全体の合意の中で運用されているというところも非常に気になるところでした。
 
 
施策研究テーマの提言をまとめていくにあたり、現場を見て回ることができ、とても有意義な時間になりました。受け入れていただいた学校園のみなさまありがとうございました。