西宮市と芦屋市とのごみ処理広域化について

昨日最後のごみ処理広域化に関する検討会議がありました。

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かれこれ4年間、西宮市と芦屋市でごみ処理を行っていくということに関しての

話し合いを続けてきたのですが

費用負担に関しての割合で長らく折り合いがつかず

最終の会議となりました。

 

 

ごみ処理施設を一緒に建てて

処理は西宮市で行っていくという合意まではできていましたが

 

広域化によって得られる両市の効果額(130億円)を両市全体のものとして

捉えていく中で

その効果額の使い方や配分の方法をどうするか?

ということを

何度も検討会議で検討されては来ていたのですが

折り合いがつかず

昨日の会議まで話し合いは続いていました。

 

費用負担に関して世間相場をかけ離れたものだけれども

引き受けていくつもりだった、最頻値近い相場だと考えるという芦屋市さん。

 

とは言うものの、

市民が納得できる費用負担割合であれば

それが両市のスタンダードにもなるということもおっしゃっていました。

 

ということで

そのスタンダードとなる意見の一致は見ることができないまま

西宮市と芦屋市の考えを両論併記で報告書として

両市の市長へ報告されることとなりました。

 

もしも、広域化に向けて

折り合いがついていても

焼却場でできるエネルギー(売電)の活用方法などに関しても

さらに議論しなければならない課題はあったので

今回の検討会議の結論を得ず

という結果はやむを得ないところだろうと

思います。

 

しかし、突然始まった

広域化の検討は

途中、両市の市長も変わるということもあり

4年という年月をかけてきたこの時間は何だったのだろうか?

と、思ってしまう反面

 

広域化の難しさも露呈して

この4年の議論の事実を知ることができたということで

前向きにも捉えていきたいと思いました。