6月議会終了 議会報告会あります

昨日で6月議会は終わりました。

最終日は委員長に代わって意見書案「35人以下学級の着実な推進と、義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充に関する意見書提出の件」を提出者を代表して文案朗読させていただきました。

初めての経験で緊張しました。文案を読み上げるだけなのですが自分で作った文章ではないので余計に緊張感があります。普段使わない言葉を使うのに慣れていないことが露呈したような感じでした…。

この意見書案は教育子どもの常任委員会内で請願として出され、趣旨説明があり議論され、委員の多数賛成で意見書案となりました。

毎年決まってこの時期に出てくる請願なのですが決まって反対される会派があり、委員会の中で毎年議論の積み重ねがあります。

反対する会派があるからこそ賛否の議論がされるのだと思うので、これもとても大切なことだと感じています。
35人以下学級にすることでどんな教育効果があるのか?というところが争点になっているように感じます。
私もどんな教育効果があるのか…というところで、今回は校務分掌(これも先生たちの仕事で大切な仕事になっています)を示して学校内にある先生たちの分担している事務仕事などがあることを確認し、大なり小なりどの学校にもこの事務負担はあること、これが教員が増えることで(35人以下学級にすると教員が増えることになります)この分担が減り、その負担が減ることで子どもと向き合う時間を作ることができることをお話しました。

学校に求められていることが増えている中、先生たちの仕事、事務負担軽減は必須です。
部活動の外部コーチの導入なども言われていますが、そもそも今の社会状況の中の学校には人が足りていないのだと思っています。
外部の人を入れることで少しは仕事が減ることも考えられますが、その外部の人たちをまとめたり調整したりする「また別の仕事」が増えることにもなるのです。やり方をよく考えていかなければいけないですし、やっぱり現場の声が一番なんだと思います。

私が議員になり、教育子どもの常任委員会に3年連続して所属を続けていますがこの教職員の負担軽減はその頃から議論され視察も毎年重ねています。
ただ、これは現状の中でどうやりくりしていくかということに尽きてしまうので、根本が変わってくれなければ苦しい部分の話だと思います。

さて、委員会内ではある会派が35人以下学級にすることで教室数が増え、今でもプレハブ校舎が建ち教育環境が悪い中で更に悪化させるのではないか?というような議論もありました。これは去年も同じことが言われていたのでそうだなあ…と私自身も課題だと思っていたのですが、これに応えるように違う会派は、もし教育環境の改善が必要になった時には校区変更もありえるのか?という質問も出て、「あっ、そうかそういう手法もあり得るよね…」と少し出口も見えたような気がしました。

校区変更はかなりハードルは高いですが、関東の方は教育環境が良い方、通学がしやすい方という感じでどこでも行けるわけではないですが選択できる方法を取っているところもあります。
何億円単位で環境改善のために校舎の増築、プレハブ校舎の建設をするなら(校舎が増えることで運動場などの面積が減ることも懸念されます)人が移動することも策の1つだと私は思っています。
「ここからあなたはこちらの学校に行きなさいね」というやり方よりは「こっちとこっち学校があるんだけど通学距離はこちらの方が近いから選択できる方法もありますよ」と選ぶことができる仕組みもあってもいいかもなと、まだ漠然とですが考えています。

というところで、今週金曜日は議会の報告会を予定しています。

7月14日金曜日10時から11時半まで
場所は中央公民館402集会室です

今議会のおさらいなどしながら一般質問で取り上げた障害者就労についてあらためてお話させていただいたり、また校区変更について皆さんのご意見もいただけたらと思います。

出入りは自由、託児もご相談くださいませ。

ご参加お待ちしています。