教科書採択

今日は9時から教育委員会議の臨時会が開催されました。

内容は「教科書採択」。

傍聴も普段は1人、2人なのに対して、おそらく出版社の方々だろう人が14人!もいらっしゃって会議室に入ってビックリしました。

私も教科書採択の場を目撃するのは初めてだったのでどのように進んでいくのか興味深く見せていただきました。
特に、今回の目玉は「道徳」の教科化ということで教科書については非常に大事なことになると思っていました。

その「道徳」の教科書採択の審議の中では、35時間ある道徳の時間でこの教科書がどの程度使われるのか定めがないことや、各学校にゆだねられることがわかりました。
そして、教師の経験値によっても教科書に目当てがあるないで一長一短あることなどなど・・・。

その議論の末、8社ある教科書会社の中から教育委員、教育長がどのような観点からこの教科書を選ぶにあたったのかをみなさんにお話ししながらそれぞれ2社を選択していきました。

その中で一番選択肢として挙がった数が多いものが「道徳」の教科書として30年度から採用されていきます。

結果はどの委員も挙げられた「光村図書」に決定しました。

それぞれの委員がこの教科書を採択するに至った内容は「誰もが幸せになる社会としてハンセン病を挙げられていること」「子どもが読んで楽しいと思えること」「阪神淡路大震災のことが掲載されていること」「道徳的な実践につながること」そして「子どもの権利擁護を大切にしていること」などが採択理由に挙げられていました。

子どもの権利や命の大切さを重視している教科書に決まったことで私も少しホッとしました。

来年度からの道徳の教科化に向けて西宮市はどのように進めていくのか今後も注視していきたいと思います。