文化財収蔵庫見学へ

ここのところ教育委員会の予算に文化財関連の予算が組まれています。
例えば、収蔵庫の扉を津波が来た時に文化財を守ることができる扉に変えます、とか、高畑町遺跡から出土した木片を順次保存します。とか。

言葉で聞いたり、紙で見てもいったいそれがどんなものなのか?どんなふうにその予算が使われているのか?一度きちんと見に行きたかったので、同期の議員と共に収蔵庫のある「西宮市教育文化センター」へ見学に行かせていただきました。

収蔵庫はセンター内の地下にあり、新しく付け替えた扉を入るとさらに部屋が分かれているという仕様。慎重に保存しなければならないものが入っている収蔵庫は全面、木で囲われている倉庫になっており湿度と温度をしっかり管理されているものでした。
書庫は前の震災の頃に一度倒れてしまったものを再利用して保管しているとのことで、これもまた修繕が必要のようです。
どれもこれも一度に買い替えや修繕は予算上思うようにはできないようですが、それでも日々工夫していただいているのがよくわかりました。

文化財に触れる機会は非常に少なくて、なかなか興味をもっていただくことは好きな人ならまだしも、そんなに興味のない人に知ってもらう作業は大変やろうなぁと思います。
でも、文化財課の職員の方々は専門職で知識も豊富、せっかくあるこの知識と物をたくさんの方々に知ってもらえる機会があれば良いなと考えています。

文化財課だけでは難しいことはほかの部署と一緒になって...

文化と名の付くものにはなかなか予算を国も回しませんが、応援していきたいところです。

水の中で保存されている木片
震災で一度倒れてしまった書庫 
新しくなった扉
市内から集められた民具の数々 
この中は木造の収蔵庫になっています