教育こども 常任委員会、予算分科会終了 報告②

補正予算の続き。

他の委員の皆さんからは保育所の整備や育成センターの整備費が減額になっていることへの指摘。

これは、予定通り整備が進んでいないということで少しづつ遅れが出ています。
要因の一つとしては、工事の契約の際に不調になっているケースがあるということ。

工事契約の不調は特に育成センターの整備に関して起こっています。
これは12月議会でも私も含め多数の議員が指摘し3月議会でははまぐち議員もその不調の要因を取り除くための質疑をされています。

工事が進まないということは、待機児童が出る、また、必要な整備が行き届かなく安全面が憂慮される事態ということで早急に対応しなければならないことです。
契約課の課長ともよくこの話はさせて頂いていて、市内業者の育成の観点から市内業者を優先するという部分についての考え方や、そもそも入札の際に何社か入札しているのにも関わらず機会を失ってしまうような契約の仕組み自体にも、見直しが必要なのではないか?と考えています。今後契約のあり方についてもしっかり取り組んでいかなければならない案件だと考えています。


委員会では補正予算の審議の他に今回は「子ども子育て支援プラン」のパブコメの結果について報告がありました。

市民の皆さんから頂いたご意見を見て、あらためてこのプランについて委員からも意見をお伝えする機会になるのですが私は、教育・保育環境の充実の項目で人員配置や保育環境や質の部分へのご意見が多かったことに着目しました。

西宮市は国の基準を上回る形で保育士の配置をお願いしています。それは、西宮市単独の補助制度の中でされているので手厚い形になっているはずだと思っていたのですが、実際現場はそうは思っておらず認識の違いや実際の運用上乖離が起きていると思いました。
このことについては、なぜそのようになっているのかしっかり原因究明してほしい旨をお伝えしました。

また、このプランは今まであった子ども子育て支援事業計画、次世代育成支援行動計画に放課後子ども総合プラン、母子保健計画、子どもの貧困対策計画も含まれていくことになりますが、市民の方から就学後についての項目が弱いのでは?というご意見を頂いていました。また、不登校支援など教育課題とされているものに対しても取り組みをしっかり見える形にするべきではなかったか?と考えます。
子ども子育て会議の中ではすでに市が計画の方向性を敷いているので、それに沿った形になっていますが今後、数値目標を31年度に設定していく中で計画をさらに手厚くしてほしいということを要望しました。

他の委員からは教育大綱についての記載に関して削除をもとめられる場面もありましたが、前市長が主導してつくった教育大綱についてのご意見や、教育委員会の関わりについて、病児保育について、子どもの貧困について、パブコメ後の市からの回答部分について、記載内容についてなど幅広くご意見が出ていました

以上委員会の報告でした。
次回は予算審議の内容についてお伝えします。