本日、教育委員会会議の臨時会、中学校の教科書採択がありました。
各教科書ごとの教育委員さんご意見と共に
選定された教科書をご紹介します。
国語→光村図書
学習コンテンツの充実、問題提起が誘導しすぎていない
推薦図書が具体的でわかりやすい
始動の中での教員の余地が残してある
情報を読み取る力と話し合いができる工夫
書写→三省堂
学習すべきことが明確、文字を書くということが減っている中で人に見てもらう機会の伝わり方
資料が豊富、QRコードがわかりやすい
生活の中で使える
社会・地理→東京書籍
QRコードの充実(資料が豊富)、段階的発展的に学習できる
領土について客観的に事実に心がけている
発信型、アウトプット型の活動ができる
現代の問題と繋がっている
社会・歴史→東京書籍
幅広い視点で教科書を作っている
専門的知見、自分自身で考えることができるような誘い掛け
コンテンツの充実、歴史的事実に沿っている
新学習指導要領に沿った問い立て
歴史年表が全てのページについている
子どもたちが自分たちで考えることができる
社会・公民→東京書籍
章ごとのまとめが丁寧、ダイナミックな活動ができる
ちゃんとした主権者になること西宮市の目指すシチズンシップに近づける
反発迎合のバランス、立憲主義や法の概念について正しく書かれているか
憲法改正の議論について書かれているか?
司法制度改革についての批判的な視点があるか?
他教科との結びつき、子どもが学びやすいか?
子どもの権利と人権が丁寧
基礎的なことが学べるか?
社会・地図帳→帝国書院
2つの選択肢でどちらも一長一短ある
大きくて見やすい
資料の中で貿易の結びつきを丁寧に書いてる
大陸から見た日本がどう見えるか?が書かれている
数学→啓林館
日常的にどう生かされているかがわかりやすいか?
学びが受け身にならないか?
デジタルコンテンツがわかりやすい
理科→啓林館
仮説、実験、結果の設定の仕方、学びの余地があるか
実生活に関連付けできているか
探求を具体的に示しているか
阪神淡路大震災のことが掲載されているか?
音楽・一般→教育芸術
創作の際のアプローチが言葉からではなくコードから入ることができるか
著作権の書かれ方
三要素の働き方が実感できるか?
君が代に関して他国のことを尊重するということが書かれているか?
音楽・器楽→教育芸術
中学生から楽器を始めることを想像したときに、吹奏楽部ではない子たちが楽器をするとしたら敷居が低いことを考えた
コードはイラストの方がわかりやすい
打楽器に関して紹介だけで終わらない
やってみたいと思えるもの
美術→開隆堂
美術雑誌のように美しい
コンテンツの数が圧倒的
道具の使い方の説明があるか
他教科との連携
保健体育→学習研究社
単元がわかりやすい
薬物、感染症に関して書かれている
LGBTについて用語が詳しく書かれている
喫煙に関して書かれているか
体育、スポーツに対して生涯にわたって付き合っていけるのかが書かれているか?
技術→開隆堂
実習が多いので作業工程がわかりやすいもの
実生活においてどういう場面で役に立つのか?
制作イメージが持ちやすい
コンテンツが見やすい
家庭→開隆堂
実生活に役立つか?
育児のページに父母どちらも関わることが書かれているか
社会的支援が可能という記述がある
ネウボラや施設、里親に関しても触れられている
消費者トラブルや知的財産について中学生の視点で書かれているか
調理制作がわかりやすいか
制服の自由選択について書かれている
多様性、LGBT、共生社会などについて書かれている
問題解決をみんなで考える
外国語→三省堂
教科書に出てくるキャラクターが多様
人種や地域の多様性が書かれている
プロジェクトが面白い
スピーチライティング、英語的発想
道徳→学習研究社
主体を誘導しない、子ども自身が考える仕組みになっている
極めてシンプル
別冊ノートも不要
兵庫県の記述が多い
他者を認めつつ自分自身も自身をもって生きるということが随所に書かれている
行動として実践できるもの、手立てになるもの
以上のようなないようでした。
QRコードを多用に活用して動画や音楽が見ることができるのは
今時だな…と思いました。
比較的、個人的には採択された教科書に異論はなく
この教科書でどのような学びが実践されていくのか
是非来年度以降見てみたいと思います。