総合教育会議

総合教育会議の報告です。
5月16日に教育大綱を策定するために話し合いが続く総合教育会議を傍聴に行きました。
教育大綱はだいぶんと形になってきているのですが、もともとの市長の思いが大きくて市長の個人的な思いがいっぱい詰まった大綱の策定が進んでいます。
前文があり、その後に「西宮の子供たちへ」と「西宮の大人たちへ」が続きます。
「西宮の子供たちへ」の中の2番目の項目の中に「ものごとを鵜呑みにせず、自分で判断し、自分の言葉で自分の考えを表現しましょう」とあります。親の言っていることや周りの言っていることに流されないような人になれというような意味合いなのですが「鵜呑みにせず」という表現がなんだかしっくりこない…1つのものごとをいろんな視点から見ることができる…とかもう少し優しい表現にはならないかな?とか否定的な表現が多いなとか、「ラブ&ピースすぎる」表現はしたくないんだなあ…とか、市長の発言にひっくり返りそうなこともあったりして…聞いているだけでは物足りない気持ちになってきます。
西宮の子供たちへと書かれている文面は子どもだけではなく大人にも言えることで、大人と子どもと分けなくてもみんなが大切にしなければいけないこと、他人を思いやる気持ちみたいなものがあれば、「西宮の大人たちへ」の最後の項目に書かれている「子供に対して、愛情と敬意と寛容さを持ちましょう」というメッセージは伝わるんじゃないかしら?と思うのでした。
全体的に過干渉や過保護な親を背景にした思いが強いのかな?と感じています。その、過保護や過干渉になってしまう背景にはいったいどんなことがあるのか、そういうことも合わせて考えなければいけないやろうなとも思います。そして、愛情をうまくかけられなかった親やその愛情をかけてもらえなかった子どもたちもいるのでその辺のすべての子どもたちが対象になるような教育大綱を策定してほしいと思います。