子ども子育て会議

今日は子ども子育て会議でした。

傍聴に行ってきたので、その報告をさせてただきます。

今日の、議題は2点。

1つ目は子ども子育て支援プランのパブリックコメントの結果報告とともに、委員さんのご意見を聞くというもの。

2つ目は教育大綱の改訂について。

子ども子育て支援プランについては、大きな方向性を決めた計画はすでに動き始めているので、その計画に合わせた量の確保に関する計画を今年度で策定するというもの。

なので、意見としても特に西宮市で大きな課題になっている保育所の待機児童に関するものが多かったように思います。(委員さんからのご意見に関しても…)

保育所の待機児童対策の中で、外せないのが保育士確保について。

踏み込んだ内容のものを書くべきでないか?というご意見もありましたが、今年の5月6月にかけて待機児童に関する解消に向けた具体的な計画を示していく予定とのことなので、そこで詳細に書かれていくことになるようです。

パブコメのご意見の中で、赤ちゃん訪問の男性の訪問は避けてほしいとの記述があったことから、そのことについて民生委員の代表の方からご意見がありました。

男性の訪問があるということは事前に説明がなされていないが、男性の民生委員が訪問しなければならない場面もあるので理解していただきたい。

民生委員のメリットは回数の制限がなく何度でも訪問できるということ、長いスパンで子どもの成長にかかわることができるというところだということで、

西宮市独自のこの制度に関しては良い取り組みだと考えているということでした。

また、それ以外にも公立幼稚園の存続に関して、残った13園をどのように運営していくのか?今後子どもが少なくなった場合に、どのように対応するのか?というご意見もありました。

答弁は幼児教育が成り立たなくなったときに考える…というような、なんとも頼りないもの。そうなる前に考えないといけないのに、西宮市の公立幼稚園は今後どうなってしまうのか不安になるような答えでした。

2つ目の議題の教育大綱について。

西宮市の教育大綱に関しては3年前に初めて作られているのですが、

これは私にとっても大きな転換期となったというか....

大きく議論され、議会としても納得してできたものではなかったと記憶しています。

なので、どうしてもこの教育大綱と聞くと、その頃の議論が頭をよぎります。

議会の意見をどう言ったとしても、内容は変わることはなかったし

本当にこれでいいのか?というなんとも苦い思いのあるものです。

今日は、その教育大綱の改訂に向けての意見の聴取。

現大綱は子どものくくりが小学校の高学年から高校生に向けて作られているようなイメージ。乳幼児期からの切れ目のない育ちの連続性を明確にしてほしい。

子どもの権利条約からいうと、まずは一人の人として尊重するというところからスタートするべき。

現大綱に関しては、「~するべき」「~しましょう」という文言で書かれており、大綱への愛着がわかない。個へのメッセージ性が強く、協働性に関するメッセージがない。抽象的なメッセージが多く具体性がない。

シチズンシップに醸成という視点が各ステージに反映されていない。

などなど…

ぜひ、このご意見が今後の教育大綱の改定時には形になるようにと思います。