大阪市の校長先生の提言はよそ事ではない。 #木川南小学校校長を支持します

大阪市の校長先生が大阪市の松井市長(維新)へ提言を出しました。

以下、そのことを取り上げている報道内容です↓

 

www.asahi.com

 

提言の内容は

現在の学校の疲弊している様子がよくわかる内容でした。

 

その上に

急なオンライン授業の首長からの要請。

 

この提言は、オンライン授業への批判ではなくて

学校のこの間のしんどさを伝えるもの。

 

それは、本当にこのコロナ禍の中で見えた

教育委員会が独立機関として機能していたのか?という問題と

学校現場の子ども中心ではなく、

政治の要請に振り回されているのではないか?

という問題を露呈させる機会になりました。

少なくとも、私自身は

このコロナ禍の中でそのように認識することができました。

 

 

昨年の

首相が突然に言い出した休業要請に

ほとんどの自治体も従ったかたちになりました。

教育委員会は独立した機関です。

政治からは切り離されて

市民の代表となっている

教育委員の合議のもとで

それぞれの自治体が議論し一つの考えを示していくはずなのに

そのとても大切な

学校一斉休業に向けての合議は

この西宮市でさえ

合議の過程がわかるような文書も残らず

決定されていきました。

 

今回の

大阪市の提言に対する市長の反応や

そもそものオンライン授業の実施の方針決定を

教育委員会の合議の中で決める必要があったということに対して

違和感を感じることができなかったのは

教育改革として始まった

首長が教育に介入できる仕組みが始まったせいなのかもしれません。

 

そういった

根本的な問題が

今の教育現場には色濃く出ていて

登校を拒否する子どもたちがどんどん増えている

そんなことにも繋がっていくんだと考えています。

 

学校を見つめ直す

とても大切な時期に来ています。

 

是非、西宮市も他人事ではなく

今回の大阪市の校長先生の提言に関して

自分たちのこととして考えてほしい。

しっかりと議論してほしい。

そう強く思います。