12月議会始まりました

12月議会始まりました。

今年はコロナの影響もあり、

臨時議会や委員会の開催なども多く

息つく間もなく1年が過ぎていくような感じがします。

 

まだまだ

緊張感から解放されない

そんな日々の生活に置かれている

市民の皆さんからの声をもとに

今議会では一般質問を

 

子育て支援」「公文書管理」

 

という2つの大きなテーマで

取り上げていきたいと思っています。

 

 

まずは大きな項目の1つ目の子育て支援について

 

このコロナ禍において

出産に向かう方

小さなお子さんを抱えている育児をされている方の中には

孤立感を覚えている方がいらっしゃるのではないでしょうか?

 

私の方にも

初めての出産の中で

様々な制限の中でお産を乗り越えられたという声や

小さなお子さんがいて

コロナの感染もわからず

ずっと家の中で引きこもっていた

または、転入してきてすぐに外に出ることができず

この西宮市になじめずに子どもと二人で過ごしていた

というようなお声を聞ています。

 

私たちが暮らすこの日本の社会全体でも

 

DVや児童虐待の相談件数は増えている傾向にあります。

児童虐待児童相談所による対応件数は今年1月からの半年間で9万8000件余りに上り、過去最多のペースとなっていることが、厚生労働省のまとめでもわかっています。

 

また、女性の自死率の数もショッキングな数字が出ており、胸が痛くなる思いです。

8月に前年同月比42.2%増を記録し、10月には82.6%増。

厚生労働省の調査では、女性の中でも40歳代の人の自殺が142人と前年同月の2.29倍に達していることを明らかにしています。

 

様々な要因が考えられるとは思いますが

孤立化する子育て環境は

 

こどもにとっても大人にとっても

大きく影響するもの。

 

そのような中でも少しでもその影響を少なくするために

西宮市の子育て支援策をさらに

人に寄り添えるようなものへと考えています。

 

1つ目は、産前産後ケアの事業実施を新たに始めること。

特に孤立を防ぎ、つながりを持てるようなそんな事業が必要です。

 

地域の子育てひろばは

小さなお子さんを連れた親子さんがつどい、情報交換をしたり、お友達を作ったり

育児相談をしたり、スタッフの方とお話をして少しホッとすることができる場所です。

 

今、市内には20か所の子育てひろばがありますが

この子育てひろばを

産前から繋がることができる場所としても位置付け

産後に向けての相談支援ができる場所にしていく。

また、そこにはファミリーサポートの提供会員さんがいてくださり

地域で助けてくれる人と

出会える場になればと考えています。

 

2つ目は、多胎育児をされている方への支援策です。

西宮市では、特に多胎児をクローズアップした支援策を見える形にはしていません。

 

多胎児のお子さんを育てる保護者の方のお話を聞くと

ちょっと外に出るのも

一苦労だということを

直接お話を聞かせていただいたこともあり

以前にもこの多胎育児への支援策については

質問をしてきたところです。

 

今回は、

「実は多胎児さんでもこの制度は使ってもらえるんです。」

ということがわかったので

そのことを明確にしてもらうこと

また、厚労省から出ている

多胎育児支援策について

西宮市で本気出して取り組むために

実態をまず知ろうということを提案させていただきます。

 

また、3点目には母子健康手帳や子育てガイドの活用についてです。

 

母子健康手帳の交付時には

西宮市では100%面談を目指すと打ち出しています。

 

その際に、手渡しされる子育てガイド

www.nishi.or.jp

 

中身はとても良くて

西宮市の子育てに関する情報が網羅されています。

(多言語でも掲載されています)

 

その4ページ、5ページにはセルプランとなるような

ライフステージごとの早見表が掲載されています。

 

そのセルフプランを

さらにパワーアップさせて

一人一人に合ったマイセルフケアプランを

一緒に作成してほしいと考えています。

 

お産に向けて

何かあったときにどうする?

こんなことがあるかもしれないけど

そんな時はここに相談すればいいよ

地域の保健師はこの人で

家の近くにある子育てひろばはここだよ

こんな時期にはこんな講座や知る機会があるよ

お父さんたちも参加できるものが、こんなのがあるよ

などなど…

 

自分のためのケアプランを作って

この西宮市で

お産に向かっていき、産後のことも安心できる

そんなケアプランを西宮市独自のものを作って行こうと提案します。

 

 

次に大きな項目の2つ目の公文書に関してです。

 

このことに大きく着目することになったのは

もりかけ問題もあれば桜を見る会など

国の公文書のあり方もさることながら

西宮市での公文書のあり方について

あらためて疑問に感じることが

今年、何度も遭遇したところからでした。

 

このコロナ禍の中で

突然の学校休業、夏休みの簡易給食など

 

子育てしている私たちにとって

大きく影響することが立て続けにありました。

 

その際の説明は

緊急事態の中で

とても不透明な部分もあり

 

社会の中で

声を大きく上げる機会の少ない子どもたちへの

影響も大きかったと感じています。

 

このような

今までにない状況の中

緊急事態において

 

将来にわたって

このことは、なぜあの時このような判断だったのか?

どんな議論があり

このような判断に至ったのか?

そのようなことが

私たち市民全体にわかるように示されるべきと考えています。

 

そのために示すことができる公文書は

緊急事態の中でも西宮市で作成されたのか?

公文書に関する理念は

市民と共有できているのか?を問いたいと思います。

 

また、今年の教育こども常任委員会で施策研究テーマにした

子育て総合センターについて

設置後20年経過したセンターのあり方について

考えたいと思った際に

残っていた資料があまりにも少なく

センターができるまでの意思形成過程がわかるものが

出てきませんでした。

 

そのことを踏まえて

廃棄される文書の管理方法について

市民にもわかるように年限や内容、廃棄された理由を明確にしておくことを提案し

また、その廃棄や文書区分に関わる決定には

専門性のある人からの意見をきけるよう

三者機関の設置を提案します。

 

公文書は市民の財産であり

市の職員の働いてきた軌跡でもあると

思っています。

 

そんな西宮市を作り上げてきた

経緯がわかるもの

公文書について

あらためて

考えていきたいと思っています。

 

 

以上のことを今回は一般質問します。

 

今週金曜日12月4日16時頃から登壇します。

さくらFMや議会のインターネット配信などでも

議会映像配信

f:id:isshikifuko:20201201122319p:plain

よつやさんの次に質問します!


 

ご覧いただけます。

 

どうぞよろしくお願いいたします。