児童養護施設、母子生活支援施設へ


今日は午前中に三光塾さんの児童養護施設と午後から母子生活支援施設を視察に行かせていただきました。
どちらの施設も心が重くなる事案を抱える子どもたちのための施設です。
そんな中でも、子どもたちの未来のために支えてくださっている施設の見学をすることができて本当に良かったです。
母子生活支援施設はこの4月に開設されたばかりの新しい建物で、とにかく安心して再出発できるようにフォローされるようになっています。
児童養護施設では定員ギリギリの39人の子どもたちが7、8人のグループに分かれて、そこに専属のスタッフがついて生活しています。
幼児から20歳手前の子どもたちまでが兄弟のようにして生活しているそうです。
心に傷を負っているであろう子どもたちが、自分たちの居場所を見つけて信頼できる大人の側で安心して成長して自立していけることを願います。
児童養護施設は経過措置を含めても20歳になるまでにその場所を出ていかなければいけません。その後のフォローもですが、進学している子どもたちが生活に不安を抱えることがないような仕組みや就職した子どもたちが定職について本当に自立できるような仕組みもまだまだ必要なんだということを現場の方からあらためて伺うことができました。
市内にある施設ですが県の管轄であったり市の管轄であったりして別々ですがそのような見えない壁を乗り越えて、一番良い環境作りができていければと思います。
そして、子どもたちだけでなく親へのフォロー、この施設を利用しなければいけなくなるまでの子育て支援のあり方もうわべだけでなく本気で取り組まなければ、たった1つ手を差し伸べられるだけでも抜け出すことができるのではないかと思います。市政ニュース5月10日号の1面はそういう意味では、自分から動ける人たちにとっては良い情報かもしれませんが、本当に必要な人には足りない部分が多いのではないかと感じました