新年度当初の待機児童数が発表されました。
平成２９年４月現在待機児童数 ３２３人
これは昨年に比べて１４０人多くなる結果となりました。
ちなみに、入所申込数は２７１８人、昨年よりも３１１人の増加です。
この待機児童数は厚生労働省の旧基準に基づいた数字なので新基準（待機児童となった家庭に一件一件育休制度の延長が可能だったのか、そうでなかったのか確認をとって数字に反映させていく方法…）だとこの数字は多い方に変わるでしょうし、そもそも、保育所に入所できなかった児童数は８３０人。
こども支援局は保育需要の伸びは想定通りとしていますが、保育の受け入れ枠については２８年度対策では目標値より１，2園足りないくらいの数値となっています。
3年間で1500人分の保育の枠をつくることはたやすいことではないですね。
この待機児童となっていて、保育所には入れずに他の方法をとっている方に補助金制度があります。
1つ目は認可外保育所の利用に関しての補助金です。
認可園に入ることができるまでの間、認可外保育所を利用されている方に対して一部補助を出す制度です。4カ月に1回補助金申請をしなければいけませんが、少しでも保育料の負担を軽減するために新設されました。
2つ目は協力幼稚園事業です。
こちらも幼稚園のお預かりの部分の保育料に対しての補助金制度となります。
4月26日現在、継続の方を含めて37名が利用されています。
保育所ではなく幼稚園だということ、そして幼稚園でも長期休業中も保育をして下さる園だということで利用される方にも協力してくださる幼稚園に対してもご不便をおかけすることになる可能性のあるものです。
それでも、保育の必要性のあるご家庭にとっては少しでも負担が軽減できればと考えています。
子どもたちの生活、子育て環境、ちゃんと地に足をつけて考えていかなければいけないと思います。
