教育委員さんの言葉

本日、教育委員会から連絡があり

現在西宮市で教育委員をされている、

前川委員がお亡くなりになられたとのこと。

 

元学校の先生で、教育次長等を歴任されてこられた先生でした。

 

読書のことを大切にされていて、熱く語っておられたこと

教員時代の現場での子どもたちとのやり取りを楽しそうにお話される姿が印象的です。

 

いつも、現場や子どもたちのこと、保護者の皆さんのことを気にかけて

厳しく教育委員会の中で意見されておられました。

昨日の教育委員会会議は欠席されていて

気になっていたのですが、病気療養の中お亡くなりになったとのこと。

前川委員が出席された先月の教育委員会会議でのコロナに関連するお話、

また、学校の多忙化に関する業務改善の中でのご意見が最後でした。

前川委員のメッセージがとてもあたたかだったので

細かくメモをとっていました。

そのメモを書き起こしましたので

保護者の皆さんと共有できればと思います。

私も西宮市で幼小中を過ごし、また4人の子どもをこの西宮市の

学校に通わせていることを思うと

こんな風に思ってくれている先生がいてくださるというだけでも

ありがたいなと思っていました。

本当に残念でなりません。

涙が出ます。

これからも厳しく教育委員会に意見を言っていただきたかったと思っています。

心よりご冥福をお祈り申し上げ、また、

長きにわたり温かく子どもたちのことを見守っていただいたことに

感謝申し上げたいと思います。

 

以下、4月の定例会での学校再開に関する前川委員の意見のメモです。

 

「今回の学校再開に関して、

いろんな意見が世の中にあってそれらが交差する交錯するのは好ましいことと思っています。

一方的にそういう声を封じ込めて強権的に誰かのやり方を…というのはよくない。

今我々に必要なのは、

きちっと保護者とかPTAの考え

保健所とか、医師会などの専門的な知見、

そういう様々な意見を一回テーブルに出して

みんなで話し合う場が必要だと思う。

この間に各学校、校長は心配なことを学校評議員の方に意見を聞いたり

どの程度すすめてきたのか?

PTA協議会や単Pの方と学校運営についてしっかりと話ができたのか?

いろんな意見があるというのは

互いの意見を汲みあいながら、理解しあいながら進めていくわけで

押さえつけるのではない。

いろんな意見があるということは出すべきやし、

歓迎すべきやと思う。

でもそれをしっかりとひとつにまとめていく時に、

再開が必要だという学校はどういう使命や責任を感じているのか?

保護者は何を心配しているのか?

そういうことを一度平たいテーブルに出し合い

そこから、今から始めていきたいと思っています。

上から大きいところからだけれども、下から小さいところからも、そういう様々な意見が

こう、交わされることを良しとしてね

そして、

みんなで心合わせながら理解し合いながら

一つにまとめていく

そういうような教育に取り組んでいただけるようにお願いをしたいと思っています。」