100回記念の勉強会

先週の木曜日、金曜日の2日間堺市にて近畿市民派勉強会に参加してきました。
3カ月に1度近畿圏内の市民派議員が集まり、その都度都度のテーマに沿った勉強会が開かれています。その勉強会のなんと記念すべき100回目ということで、こんなタイミングで議員をさせていただいているということに重みを感じずにはいられませんでした。
さて、市民派議員とは?ということが今回あらためて考えさせられる機会となりました。
政党に所属していない、政党会派にも所属していない、市民感覚に近い議員・・・どういうものが市民派と言われるのか勉強会の後半では、市民派とはどうあるべきか?地方自治の危機と市民派議員への期待ということをテーマに福知山公立大学副学長の冨野先生、静岡市議の松谷議員、市民派議員の先駆者堺市議の長谷川さんのお話しを聴くことができました。
市民派議員をどう定義づけしていくのかというお話の中で、首長は市民全体の代表だが、議員は市民全体の代表とは言えないのではないか?むしろ、代議制民主主義の中で議員の役割は支持者の社会的利益の最大化と社会全体の公益とのバランスの最適化を実現すること。支持者である市民像があいまいであれば議員活動の主軸が支持者との明確な関係性を持たなくなり、結局は議員自身の価値観に基づく議員活動が主軸となるのではないか?というような話で市民派議員としての立場が見えてきたような気がしました。
その他に、政治家はサンタクロースではいけない(ばらまきや市民の要求に応えていくことが増えることによって市民の意識の低下)その反対でダイエッター(ムダをどう判定するのか?例えば図書館や保育所はどうしても一人当たりの税負担で考えることが多くなるがその考え方ではムダと言われるようになっている、何が必要なのか?)になってもいけないというような財政の話や男女共同参画の先進市となっている堺市の事例を聞きながら過去の男女共同参画の歴史や大阪市での状況などの話、マイナンバー制度や電力自由化、官製ワーキングプア問題やごみ問題、今までの勉強会のおさらいなども含めて充実した2日間となりました。
他市の状況や比較などもできるので本当に勉強になりました。
これをもとにまた深めていきたいと思います。