特別支援教育審議会へ

本日2回目の特別支援教育審議会へ

第1回は傍聴に行くことができなかったので今回が初めての傍聴になりました。

審議事項は全部で3点
①幼稚園の支援体制について(基礎的環境整備としての人的配置)
②西宮養護学校の通学体制について(西宮養護学校の通学及び校内支援体制)
③小中学校における支援体制について(基礎的環境整備としての人的配置)

感想をそれぞれ…
①幼稚園について
 これは、そもそも公立幼稚園を縮小していこうという中で支援体制も何も…まずは幼稚園教諭を採用止めしているのにどうするんだろう?というのが率直な感想。
 公立幼稚園をどうするのか?来年度には「幼稚園のあり方Ⅱ」が出される予定ですがその方向性もまだわからない中、支援体制をどうするのかは難しそう。
今回の技能労務職の見直しの報告にあった園務員は退職者不補充となっていて、それでなくても少ない人数でやりくりしている公立幼稚園の人不足は深刻だと捉えています。
また、療育専門機関相当となっていた幼児について、保護者が希望すれば就園できるようにするべきと審議会では話されていて、30年度には暫定的に保護者付き添いの親子通園を認めていくということになっているようですが、親が付き添うことで親に丸投げになるのではないか?積極的な園の関わりの中で共通認識できるようにというお話も出ていました。
保護者付き添い、これも委員の方が心配されているようなことが課題でしょうし、人的配置を具体的にどうするかは審議会では見えてきませんでした。

②西宮養護学校の通学体制について…
 この分野は私もまだまだ勉強不足でどうすることが一番良いのか具体的には言えないのでちょっと勉強しておきたいと思う所でした。
 ただ、保護者が送迎しているケースがあるということなのでその部分での支援は必要なんだということはよくわかりました。

③小中学校での支援体制について
 学校協力員よりも介助員という西宮養護で支援している形が小中学校でも配置できることが一番いいのでは?と思っています。先日の決算審査の中でも確認させていただきましたが介助員という形は小中学校では採用されていません。学校協力員をなくしたらいいとは思っていないけれども、今の形で支援の充実をはかっていくのには限界があると感じているし学校協力員という名前本来の動きができるように柔軟な対応と認知のされ方が必要だと思います。さらに言えば、特別支援教育コーディネーターももっと動きやすい形にしてほしい。現在学校の中の事務分掌の1つになっているけれども学校によっては担任をしながら、他のことと掛け持ちでという体制で特別支援教育コーディネーターをしている実情があります。これで、学校内の支援の必要な子どもたちの把握をしていくというのにはかなり無理がある。
 校内会議を充実してほしいし、保護者との共通認識を持ちながらその時の子どもの最善の対応ができるように環境整備をしてほしい。

今日は会議を聞きながら頭の中の整理が一定できたように感じました。
「インクルーシブ」 本気でどれだけやれるのか。
誰もが共に学べる場所作り、とっても大事なことだと思っています。