視察後に…

関東方面での視察を終えて、東京都はいいなあ…とうらやましがってばかりいてもしょうがないのでどうすれば少しでも近づくことができるかな?と考えたりしています。

足立区での貧困対策のための取り組みについてお話を聴くと、キーワードは「孤立しないように予防すること」というところに行きつきます。
これは、貧困の連鎖を止めるために考えられている足立区での全庁挙げての事業。西宮市ではこうした全庁的な取り組みはまだまだ足りていないのかもしれないなと思います。

調査していく過程でも学校を通してある一定の学年全員を対象にしています。返信率も高くて、調査の精度が上がる基本です。こういうことができるのも、教育委員会が協力してくれているおかげなんだと思います。

ちょっとした伝え方、ネーミングなんかで協力しやすくなったりするのだと思います。
あとは、何か事業を考えるときに必ず貧困対策、防止につながるような取り組みをその一見関係なさそうなところに入れることができるかどうかなんだと思います。

そうすると、例えば子ども施策を充実していく中であらためてなにか部署を立ち上げるのではなくて、既存のものに子育てや子どもに関する何かを一緒に取り込めないか?子どもの目線や子育てしている人たちの目線を取り入れてみることなんか、見る方向を変えてみると変化があらわれるのではないかな?と今回の視察であらためて感じるところでした。

市内の児童館や公立幼稚園でこの2日間お話を聴く機会があり、現場にいる方々のお話はやっぱり私が聴いてみたかったことでした。
子どもの成長のためにどんなことが必要か、実際の子どもたちの生活はこういうことなんだということを西宮の児童館、幼稚園で聴くことができました。

子ども施策と子育て施策は両輪でなければいけない。
どちらか一方だけではなくて、良いバランスで施策を考えていかないといけない。
まだまだ課題は自分の中にあるなと感じています。

少しずつの積み重ねで形にしていきたいと思います。