宝塚子ども議会へ

初めての子ども議会の傍聴へ行ってきました。

傍聴席は満員御礼です。
そして、議員の席だけでなく傍聴席にも子どもたちがちらほら座っています。
きっと、子ども議員の兄弟姉妹かお友達、過去に子ども議員を経験したことがある子どもたちかもしれません。
私でも、一般質問で登壇した際にはとても緊張しましたが子どもたちは緊張しながらもしっかりと自分たちの思いを意見を要望をお話ししていました。
そして、それにしっかり耳を傾け、丁寧に答弁する市長と教育長の姿がありました。
24名の子ども議員がそれぞれテーマを決めて4つのチームに分かれて質問していきます。
まず一つ目は「I love 宝塚」というチーム名で一人ずつ質問していきます。
一つ目は学校のトイレ問題
一生懸命掃除しても臭いがとれないトイレに関して、換気扇が故障していたら直してほしい、臭いがとれないので消臭剤をおいてほしいなどの提案。それに対して教育長からは古いトイレは順次改修していて、換気扇の故障は市内の全校確認してくれたこと。そして、トイレは月に一回小学校、中学校、幼稚園の全体を業者が入って掃除してくれている旨を伝え、それでもやはりなかなか行き届かないといことなので消臭剤を設置します。という、前向きな答弁がありました。
すごい!こんな風に答えてもらえたら私でも嬉しい。
このチームでは全部で5つの質問がありましたが、もう一つ、これは西宮市でも子どもたちが思っていることを質問していたので宝塚市の見解を是非みなさんに知ってもらいたいです。それは、ボール遊びのできる公園を増やしてほしい。というもの。「たくさんの小中学校があるのに市内でボール遊びのできる公園は6つしかありません。せまくて思うようにボール遊びができない、子どもたちが遊ぶのをガマンする必要はないはずです。子どもの数に見合うボール遊びができる公園を増やしてほしい!」うんうん、とうなづいてしまいます。ごもっともです。子どもたちがガマンしているのをちゃんと伝えてくれているのが本当に印象的でした。さて、答弁ですが、これまた羨ましくなるような前向きな市長答弁でした。
今6カ所あるのは、実はもともと3カ所しかなかったのを、子どもたちからの「ボール遊びがしたい」というお手紙から3カ所整備して6カ所に増やしたということ。市内にはあと何カ所か制限はあるもののボール遊びができる公園があることを伝えた上で、それでもやっぱりまだまだ少なくてごめんなさいと謝罪があり、市有地ではなかなか広い土地を確保できないので民間所有地の情報を収集しているところで少しでも増やしていけるように頑張ります。という答弁でした。
子どもたちには物足りないかもしれないけど、こんな風に言ってもらえることは本当にすごいなと聞いていてびっくりしました。
二つ目のチームは「安全な街にしたい」日々のくらしを安全に暮らせるように、というのがテーマで武庫川の河川敷の問題、通学路に防犯カメラを設置してほしい、など5つの質問をしていました。
三つ目のチームは「takarazuka
good future」美しい街、美しい環境を守るをテーマに6つの質問がありました。ポイ捨てを減らすための工夫、家がたくさん建って緑が少なくなっていること、学校に災害時自家発電できる太陽光発電を設置できないか?など6つの質問がありました。
宝塚市は市民発電に力を入れていて、そういうことがちゃんと子どもたちにも伝わっているんだろうなと実感しました。
特に太陽光発電で自家発電できる仕組みをとの答弁では、実際に市内の小学校で電気自動車を使った自家発電、蓄電池の導入をモデル実施していて全市的にすすめられるか検討中ということでした。そして、緑が減っているという問いにも、緑化率が下がっていることには手立てを打っていくとのことでした。
四つ目の「宝塚をもりあげ隊」子どもたちの夢の実現や財源を増やしたり愛着をもってもらうための提案をテーマに4つの質問がありました。
財源を増やす方法として、宝塚歌劇に歌劇税というのをつけて見に来た人に税金を払ってもらおう!という斬新なアイディア。なかなか実現は難しいでしょうが素朴なアイディアだなと思いました。図書館の勉強スペースを増やしてほしいという問いには、東公民館のセミナー室を限定的に自習室として解放します。と答弁がありました。

と、いうふうにピックアップするとこんなふうに活発なやりとりがこの議場ではあり、しかも、ちゃんと市政に反映されていく。
これは、子どもたちにとってもやりがいがあるだろうし、この機会を通して必然的に宝塚市に興味を持つだろうし、子どもを通して大人にも興味を持ってもらえる機会になるだろうなと思いました。
以上、本日の宝塚市の子ども議会の報告でした。簡単ですいません。