教育子ども常任委員会

昨日は教育子ども常任委員会がありました。

前半は月末にある管外視察に向けての、視察先での質問内容の最終確認を。後半は教育子ども常任委員会の今年の研究テーマ不登校の現状と教育・療育環境の向上について」の中でのスクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーについての勉強会でした。
スクールカウンセラーは県の教育委員会からの派遣で市内32校の小中学校に各校年間35日1日6時間までの時間の中でそれ以外の学校は今年から市費で3名の相談員という名前で定期的に派遣されています。(去年までは配置されていない学校に関しては、配置されている学校に連携校として足を運ばなければいけませんでした)
どの学校も毎日在校しているわけではありませんが、定期的に同じ方が学校に来て様々な相談にのってくださっているようです。平行して今まで通り保健の先生が保健室で子どもたちの声を聴いてくれているということも続いています。
スクールソーシャルワーカーに関しては、市内に2名配置されています。一人は新しくできた子ども未来センターに、そしてもう一人は教育委員会にいらっしゃったのですが今年から市内の小学校2校に週一回滞在してその学校のサポートをしながら、スクールソーシャルワーカーとしての業務を市内の小中学校でされています。
どちらも子どもたちにとって、学校に安心して行くことができるための環境を良くするためにとても大切な方々だと思います。県からの派遣であったり、西宮市の職員であったりという違いはあるとは思うのですが、互いがうまく助け合ってより良い状況を作ってほしいと思います。

さて、常任委員会ではそれ以外にもテーマに沿って内容を深めていけるように意見交換もしています。
昨日の意見では、不登校復帰後の学習支援のあり方や不登校の深刻化するまでの未然防止策などの意見が出ていました。私も不登校支援の中で少し気になっていた、高校生の不登校についてのサポート体制のあり方について意見させていただきました。
実際に高校での不登校は義務教育とは違い、単位が足りなければ留年になりそれが退学へのきっかけになることもあると思います。中学生から高校生になり中1ギャップならぬ、高1ギャップも実際にはある話です。未来センターができ、小中学校との連携をこれから深めていく中、18歳までの子どもたちを対象にしているセンターの今後の役割として、義務教育から外れてはいますが、同じように高校との連携もできれば、不登校で悩む方々の支援の窓口が少しでも広がるのでは…と感じます。そのようなお話もさせていただきました。
教育子ども常任委員会は委員の方々のそれぞれの子どもたちに対する思いが見えてとても充実しています。
議会中にある常任委員会もですが、議会のない間のこのような勉強会こそ、とても大切なことだと思います。