参議院会館へ

今日は日帰りで東京へ勉強会に参加しに行ってきました。

内容は

幼児教育保育の無償化について

公立保育所のあり方について (和光市の事例を参考に)

議会改革について

新人議員向けのレクチャー

の4本立てを朝から夕方までびっちり詰込みで勉強してきました。

どれも内容の濃いもので、1時間と少しではとても時間が足りない...

まずは、幼児教育保育の無償化について。

以前、予算前の勉強会でも話題には上っていましたが、なかなかはっきりとした進展が見えず、また、課題ばかりが目に付きます。

まず、公立保育所・幼稚園を持っている自治体の財政負担が増えることで、民間移管が進むのではないか?という議論。

確かに、消費税増税分が保育料として給付されることにはなっているのですが、今まで入ってくるはずの保育料収入がなくなる...

地方交付税の積算根拠も変わらなければ、消費税増税ってどの程度なのか?まかなえるものなのか?全く見えてこない...

その上、事務処理はびっくりするくらい負担は増える。

今までなかった新しい認定を作って、子ども子育て新制度の1号認定から3号認定だけでない枠組みが増えることは明らか。

認定を受ける人も増えれば、給付費を市役所通して申し込みして受ける人たちの事務負担も増える。

これに係る人件費ももちろん増える…

めちゃくちゃお金がかかることが目に見えているけれど、消費税でよろしくねと言われても、まったくピンとこないというのが現状です。

で、せっかくだからそのあたりの事務負担軽減策は何か考えているのか?聞いてみたけど、全くのゼロ回答。

また、発達支援施設も無償化対象だけど、就学後はまた負担額が増えることになることで、それまでに必要だった利用頻度が

就学することで増えるんじゃないかと懸念していることも伝えました。

これには、確かにそのことも踏まえて今後のことも考えますとはおっしゃていたけれど、

目先のサービスにとらわれ過ぎている感じが否めない。

大丈夫なのか?この政策は本当に…

それだけでなく、施設(建物)を持たない森の幼稚園のようなところに通う子どもたちは、今回の制度から外れてしまうし、

そういった団体への支援策も今はちょうど良いものがないこととか…

3歳から5歳の子どもたちが分け隔てなく幼児教育を受けることが大前提ではないのか?

と、すっきりしない内容でした。

続きはまた明日。