学校施設長寿命化計画について

先日、教育こども常任委員会にて学校施設の長寿命化計画についての報告がありました。

国から長寿命化計画の策定をもとめられ、計画を作ることで国からの補助金が取りやすいといことで西宮市でもその計画の策定が進んでいました。今回はその素案ができたので報告がありました。

「今後公共施設の再整備が市の財政負担となることから、費用の平準化を目的としている」という視点によって進められています。

委員からは学校施設がなぜ長寿命化なのか?というそもそも論にみなさん懸念を示されていました。

私も学校施設という地域の核となる場所が長寿命化ということで良いのか?子どもたちが毎日過ごす場所が整備されないで補修のみで進めていくというところに違和感があります。また、今後建物の環境性能なども問われる時代となっていく中、古い建物でエネルギー効率が悪いままの施設を使い続けるのか?また、子どもたちの良好な教育環境を考えるのであれば、学校運営上の適正配置だけでなく子どもたちが過ごす場所としての教育環境のあり方にも目を向けるべきと考えます。

今後の公共施設の維持管理コストを考えてくのであれば、学校施施設の有効活用をどうしていくのか?をはっきりと提示し、市民にも広く意見を聞きながら進めていかなければ、ただ、学校施設単体で考えていても有効利用はされないように思えます。

課題があるように思えてしょうがない長寿命化計画です。