討論採決と決算委員会に向けての勉強会

昨日は議案に対する討論と採決の日。
前日夕方まで悩んでいましたが矛盾を抱えながら採決に加わり討論させていただきました。
今回の議案の中にふるさと納税に関する議案が出されていました。
それは近隣他都市が返礼品合戦を繰り広げる中、西宮市もとうとうそこに参戦するのかな?と思わせるもの・・・しかし、当局の説明は基金のリニューアルと言いながらも今まであった基金の見直しはされていないこと、返礼品は西宮市の産品を付ける予定だが、懐かしいさで売っていくのか今からその産品となるものを育てていくのか方向性が決まっていないこと、寄付者となる人のターゲットが明確でないこと・・・など、ふわふわしすぎていて、あまりにも内容がはっきりしていない提案でした。その上、基金の名前は「青少年の夢応援基金」聞こえはいいし、是非応援してほしいけれどその中のメニューがずらりと市長がやりたいと思っていることばかりじゃないかしら?と思いたくなるものばかり。そもそも、青少年施策を担当している教育委員会やこども支援局と打ち合わせされているのか説明不足。5億円もの税金が他都市へ出ていってしまうことに対して危機感を持っているのならかっこつけずに、返礼品合戦に参加して少しでも市の収入が減らないようにしたいんだと説明するべきだったのでは?と思ってしまいます。
そういうわけで、青少年の夢応援基金には、社会的に今クローズアップされているような支援が必要なところへ寄付できるようなものにしてほしいという思いを込めて反対討論させていただきました。この議案は議会のほとんどから受け入れられず否決。補正予算に修正がされた案が出て賛成多数で修正案の予算案が可決されました。
もう一点は、マイナンバー制度についての補正予算に反対討論しました。
今回は7月の本格実施に向けて、他の自治体と連携が本当にきちんととれるのかをテストするために必要な経費に対しての予算案でした。これがうまくいかなければ、またさらに予算をつけてテストを繰り返すことになります。税金の使い方として本当にこれで良いのか?もしもの場合のセーフティーネットの提案もなく便利になるからという触れ込みだけで広げていこうとするやり方に、そして、国のやりたいことに自治体が四苦八苦しなければいけない状況にも納得できないというような意見をお話させていただきました。

ただこの予算案への賛成反対の態度で矛盾が生じるのでは?と悩んでいました。
修正案が含まれる予算に賛成、修正案を除く原案に反対したのですが、修正案自体には賛成だけれどもマイナンバーの含まれている予算には反対しているので、修正案含む予算に賛成するとマイナンバーを含む予算にまで賛成してしまうようで、これで良かったのか悩みました。
昨日の夜はそのまま、他市の同期の議員と決算の勉強会をした中で大先輩の議員にそのことを相談する機会がありお話ししたところ、その態度はあってもしょうがないことで、間違いではない。と言っていただきホッとしたのでした。
議会の一般質問も緊張しますが、議案への賛否にも本当に慎重になりますし緊張もします。

今日はそんな緊張をほぐしに夕方から香櫨園の浜での満月ヨガに家族で参加。
陽が暮れていく中、海と山のふちが夜空と混じっていく様子が、西宮はやっぱりいいまちだなとあらためて思いました。
だからこそ、今あるまちの中の自然を壊さないように守って次の世代に渡していかなければ・・・
今日の午後に参加した高塚町の開発についての事業者説明会での近隣に住む方々の声を思い出しました。