子どもたちが生活する場所

一般質問が続く中で、学校体育館のエアコン設置をという話が出ています。
学校は普段から子どもがたくさん通う場所だし、災害時には地域の拠点になる場所なので、私も体育館にはエアコンがあるといいなと考えていました。

それだけでなくて、学校施設自体がもっと建物として性能のいいものになってほしいと思っていたので、今計画を立てている、学校施設の長寿命化の話は「え?この建物をさらに長寿命化で使い続けるの?」とがっかりしています。
(これに関しては、西宮市が...という話でなくて、そもそも文科省が、国が、計画立てれば補助金出すよとニンジンをぶら下げているので、このやり方自体がまずは問題だと思っています)

確かに西宮市では全小中学校のエアコン設置されていて昔よりはるかに過ごしやすくなっているのですが、学校環境衛生基準と実際の西宮市の環境の実態はどうなんだろう?
具体的な数字がほしいなと思って聞いてみると夏は計測されていないそうです。
これは実態として西宮市として数字を把握していてほしいと思うところです。

小学校は41校は3年、中学校20校は2年の計画でエアコン設置をすすめてきた西宮市、幼稚園はまだ未設置なので今までの流れを踏まえて1年から2年の間でエアコン設置すすめることができるだろうとと考えています。(去年の決算審査で同じことを聞いて要望しています)

また、学校だけではなく、今回台風被害を受けた公立の保育所の現場を見に行ったことであらためて思うこともありました。

どう見てもやっぱり建物が古い。
耐震化も建物の所有の関係でできておらず、築40年の建物は潮風をうけているせいか、老朽化が進んでいるように見えました。

とりあえず、この保育所は屋根の修理期間中、隣接している幼稚園跡地を利用することになっています。すぐに幼稚園施設が使える状態ではないので、保育所として利用できるように改修します。その間子どもたちはそれぞれ近隣の公立保育所に分散し、幼稚園跡の改修が終わるとその場所に集まることになっています。
それでも、この間自然災害はいつくるかわからないことを考えると、同じくらい老朽化が進んでいる建物でまた過ごすことに不安がよぎります。

子どもたちが長く過ごす場所。
もっと早く対処できる方法はなかったのか...と悔やまれます。