草津市 民設民営学童保育の視察へ


西宮市では指定管理者制度の中で学童保育(西宮市では育成センターと呼んでいます)を運営しています。

その育成センターも保育所と同様待機児童が出ているところが少しづつですが存在します。


保育所を利用していた子どもたちが大きくなり、そのまま育成センターへの利用になれば当たり前のようにして、育成センターでも施設が足りなくなるのは目に見えています。

そんな中でも、学校を新設・改築する際には育成センターのお部屋を校舎内に最初から作ってもらったり、現状で足りなくなると増設したり、学校敷地のすぐ横にある市民センターなどを利用しているのですが、学校の敷地にも限りがありこれ以上は増やせないとなったときにどう対処していくかを考えなければいけない、そういったことも視野に入れなければいけない状況になりつつあるのが今の西宮市の現状です。

高学年児童の受け入れや、必要面積数が増えたことなどで今まで以上に子どもたちが過ごすための部屋の確保は厳しくなっています。


これはもちろん子どもたちにとっては、生活していく場所のあたりまえのあるべき姿なので、余裕のある場所で子どもたちが過ごすことができるということは叶えていかなければいけないことです。

そんな中で、同じように子供が増えて学童保育を学校敷地内で増やすことが困難となった草津市さんでは、先駆的に民設民営の学童保育をスタートさせています。

西宮市でも先日の委員会の中で待機児童を増やさないための策として民設民営の学童保育も視野に入れているとのことだったので、同じ委員会に所属している同期のわたなべ議員とともに視察へ行きました。

施設見学もさせていただいたのですが、学校側のハイツの1階で以前は歯医者さんだったところを改装して学童保育として使われていました。


中には、事務室や静養室、キッチンもあり狭すぎず30人程度の子どもたちが過ごす場所としては細やかな部分が行き届いていて、こういうお部屋として確保してもらえるなら民設民営もある意味良いのかな?と思いながら見せていただきました。

学校敷地に建っていない分、子どもたちが放課後外遊びをすることを考えた時に不便な部分もありますが今回見せていただいたところはすぐ近くに公園もあり子どもたちが外遊びをすることも可能でした。ただ、学校の運動場のようにボールを投げて遊ぶとか、おにごっこをするとかになると少し難しいのだろうな…と思います。

課題は多いですが立地や環境、請け負ってくれる事業所の質が良ければ民設民営もできる可能性はあるのかもしれませんが実現させるには予算もかかるでしょうし、学童保育として利用しない時間のこの施設のありようなんかも考えておきたいなと思っています。

視察にいくことで本当に新たな視野が広がったのでとても良かったです。