小中学校の体育館にエアコン設置@箕面市視察

箕面市さんにお邪魔させていただき、小中学校の体育館へのエアコン設置とカラス対策のお話しを伺ってきました。

まずカラス対策について。

先日の委員会での行政視察の際にカラス対策としてカラスの捕獲のための檻の設置についてのお話しと現地の見学をさせていただきました。感想としては、檻を設置してもカラス被害は簡単にはなくならないだろうし、見た目にも檻の設置は西宮市には向かないのでは?というところが私個人の意見です。もっと、他にやるべきことはあるだろうし、カラスがこないような街つくりをすすめていくことを考えていきたいとも思いました。

それをふまえて今回は箕面市での「箕面市カラスによる被害の防止及び生活環境を守る条例」についてのお話しを伺いました。この条例の特徴は、カラス被害が発生する原因となる給餌行為の禁止、餌の回収の義務付けという原因となる迷惑行為を抑制するのが目的。カラス対策チームがあり、市民からの通報でまちの中でのゴミ出しマナーが悪い所へ行き、カラスの追い払いとマナーが悪い所は環境整備担当が指導するということになっています。職員配置に関しては、国の緊急雇用事業を活用して当初スタートしており、カラス対策チームがカラスの被害がひどかった地域を巡回し追い払いを続けたことで現在はその地域は被害もなくなっているということでした。条例には、違反者に対して罰金ということも条文の中にはうたっていますが、抑止効果ということで実際に罰金になった市民の方はいらっしゃらないということでした。

小中学校の体育館へのエアコン設置について。


2年前の熊本地震の際、長期に及ぶ避難所生活の際の体育館の環境の悪さが課題ということがきっかけとなり、避難所として指定されている体育館の機能向上のため市長が国の緊急防災・減災事業債を活用するようトップダウンで指示、28年12月の補正予算から30年の3月工事竣工までのたった2年で足らずで全小中学校の体育館へのエアコン設置(災害対応のため自家発電システム機能付き)を完了しました。


その年の6月大阪北部を中心とする地震があり、避難所となった体育館は停電に見舞われましたが、自家発電のシステムが機能し夏の初めの体育館での避難を余儀なくされた住民の皆さんも快適に過ごすことができ、エアコン設置した体育館の効果はすぐに発揮されました。また、酷暑のおり基準となる暑さ指数を超すことで外での部活動の実施が困難である際の活動場所の確保のためエアコン設置をした体育館(小学校も含む)を活用し部活動の活動も継続できたという報告を受けました。今後気候変動や災害がいつ発生してもおかしくない現状の中での、箕面市さんの動きは非常に素早く、しかもなるべく国の補助金などを活用する姿勢は市長がよく調べていて職員の皆さんに提案されてくるので、職員の方もなるべくそのような情報を取れるように努力しているということでした。

その他にも農業公社のお話しや保育所待機児童対策などまた是非詳細にお話を聞いてみたいと思う新しい施策をされていて、非常に魅力的なまちをつくっていらっしゃ者ると感じました。